カウンセラーについて

こんにちは

トラウマセラピスト河合です。

 

自身もトラウマ反応で苦しめられた一人です。仲間たちからは よく 天真爛漫だと言われていましたので、自分が「トラウマ」という重荷を背負っていた事には、大変驚きました。

身体は、しっかり記憶してくれているんだなと実感しました。

ここでは、トラウマそのものについては、語りません。そのトラウマに至るまでの数々の思い込みを紹介します。

これらは、共通する部分がありそうです。

 

 

 

マイノリティ時代

思い返せば、わずか1100gで誕生し、病院で保育器3カ月間というスタート。

 

それ故に発達の遅れがあり、クラスの最下位が定番。当時、猫背で小さな普通の女の子でした。授業中、先生の話が理解できず、じっと先生の表情や雰囲気だけを観察していました。

4世代で暮らしていた家族みんなは教師だったり、金融関係の仕事だったり、建築家だったり、2つ上の兄も特に勉強に苦労している様子は見られませんでした。

そんな中、唯一、とんでもなく学力が低かったため、参観日やテストの点数・成績によって家族を毎度毎度驚かせていました。そんな状況を目の当たりにして、共働きで忙しい両親も、必死にカバーしてくれていたこともよく覚えています。

 

理解できたこととして

「どうやら私はみんなとは違っていて、人一倍の努力が必要なんだなぁ」とだけ思っていました。

おまけに左利きだったということもあり、学校でも家でも、授業中 書きやすい左手を使っていると、今度は「右!」と声が飛んでくる。その時代は、左利きは右に強制することが一般的で、実際、近所の友人も本来の左利きを右に強制して右手でスラスラと書けるようになっていました。

しかし、頑固故か、生粋の左利きなのか、右は非常に書きにくいので、隠れてコソコソ左手で書くように。書きやすい左手で書いている時間が大きな幸せに感じたものでした。

とはいえ、学校でも家庭でも 右手で書くことを全力で応援。(もちろん良かれと思って)
そもそもの生活習慣全般は苦手な上に、さらに追い打ちをかけて、学習速度も書くのも尋常じゃないほど遅い。

周りがスラスラ文字を書いている中で、
力んで、呼吸を浅く、猫背が更に猫背になり必死で右手で文字を書く。そして、授業はサッパリ理解ができない。

そんな毎日を繰り返しているうちに、次第にポツンと独り取り残された世界にいるように感じました。(通学、休み時間は大はしゃぎしていましたが)

 

保育園時代~小学生時代にできた信念。

「周囲はみんな超優秀。」

自分の小ささと自分のペースが守られなかった感覚が残ることに。

いじめの対象「目障りなんですけど」

中学生になると、学習はなかなか成果に繋がらなかった一方で、部活は、面白いように結果に繋げることができた。2つ年上の兄の同級生にも単純に「妹」という理由で可愛がられた。だが、それ故に、トラブルに巻き込まれることも。

中学2年生になり兄が卒業すると、「目障り」という理由でいじめの対象に。年上数名から呼び出され、ビンタさせろと要求されたり、脅されたり・・同学年の一部からも似たような目を向けられることもしばしば。

強がってはいたものの、

「何か悪いことをしたのかな。」

と悔しさと疑問が残りました。謝る練習もしてみたり。
そして何より、脅された内容が恐ろしかったので、いつか本当に現実になるのでは・・と想像が暴走する日もあったのでした。

中学時代にできた信念

「自然体でいてはいけない、攻撃される存在、粗末に扱われる存在」

 

祖母の愚痴の聞き役

両親は共働きで、夜遅くまで働いていました。
残るのは、祖母、兄。

祖母は戦争を経験し若い時に両親の死別を経験した人で、よく昔の苦労話を聴いていました。

ある日、自分の悩みも聞いてもらおうと、相談すると

「私なんか、もっと大変だった!」

とまたおなじみの苦労話を聞く、最後には「おばあちゃん。大変だったね。」と私が声かけをするまで終わらないというパターンでした。

「アレ?ワタシの話はどこに行ったんだっけ?」とよく思いました。

次第に自分の辛かったことを隠すようになっていったのです。

子ども時代にできた信念

「自分の悩みなんて大したことがない。忘れよう。」

 

こう言い聞かせて、感情に蓋をします。

これらのガチガチに固まった価値観が後の自分を苦しめるのでした。

 

 

 

ざっくりだが、以上の3つの信念を混ぜ合わせながら生活していくうちに、似たような体験の場面で、その信念が過剰に主張していたのでした。

 

劣等感×粗末に扱われる存在×感情無視 の信念と行動パターンが人生のテーマとなっているようです。

 

自己信頼の崩壊 と 負の連鎖

そんな生きづらさを抱えながらも、縁あって就職・結婚・出産・子育てと人生のイベントの連続の20代。

幸せ絶頂とは言えず・・

次第に、自分への信頼感がなくなっていったのです。

 

瞬間的に気持ちの乱高下を繰り返す。悪夢を頻繁にみる。蕁麻疹が出る。何が自分の中で起こっているのか、わからないまま、待ったなしの毎日の子育てが続きました。

もう降参!と思っていた矢先、母親として子を守りたい本能なのか

 

「純粋無垢な子どもに自分の抱えている重荷を背負わすわけにはいかない。」

 

と私の中のちっぽけな正義感が訴え、負の連鎖を止めるべく、自分を奮い立たせ180度方向転換。一念発起「自分」と向き合う数年を送りました。

 

「私の中で何が起こっている?」

そう自問自答する日々が始まりました。

視野が広がる。調整。弱みが強みに変わる。

それらを数年、自分の生き方と向き合い 現在に至ります。

また別の角度から、

「自分の小ささを再確認する」ことにつきました

が、

以前のような生きづらさはありません。

 

 

トラウマに関しては、調整できるスキルが徐々についたのでした。

以上のように、

自分のパターンを知り、カラダの声とつながり、神経系を調整する。

唯一無二の私たちだからこそ、本質の部分を安定させて、あなただけの人生をもっと自由に自然体で歩んでほしいと願っています。

 

あなたはどう生きましょうか

 

 

 

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ABOUT US
かわいトラウマセラピスト
トラウマセラピスト 大学卒業後、高校外国語教員を経てカウンセラーとなる。 自身も出生体重約1キロで誕生し、発達の遅れとそれに伴うトラウマを経験。 自分の経験をデータ化し、必要な方に還元している。 その他 裏千家茶道講師師範、アジアンボディセラピストの資格等 心身の健康について総合的に探求し続けている。